今年4月に約3年ぶりのリリースとなった4thアルバム『オリハルコン日和』を引っ提げてのツアーファイナル。
客電が落ちメンバーが登場すると、さっそく低音の響くインスト曲とサイケデリックな映像が流れ、会場は一気にbonobosの世界観にどっぷり。「ようこそ、bonobosです」と蔡が挨拶をすると、今回のツアーを回ってきたメンバーとライブではお馴染みのHAKASE-SAN(key)と新作にも参加していたギターの木暮晋也(from HICKSVILLE)の紹介へ。
そして、アルバムに収録されている「Thank You, My Buddy!」や表題曲の「オリハルコン日和」などノリのいいナンバーから、彼らのアンセム「THANK YOU FOU THE MUSIC」なども早々に繰り出し、会場は熱気に包まれた。
5曲を一気に披露した後、「4月の終わりから(ツアーが)始まって、計20か所くらい回って、ついにツアーファイナルでございます。無事ソールドアウトして、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝え、続けて「木暮さんという力強い味方がきて。(木暮さんがプレイ中に行う)足を開いたり閉じたりする技は今回のツアーで習得したんだよ」と笑いを誘う。
そして、アルバムのジャケットを彷彿させるボートをこぐ音が会場に響き渡ると、エレクトロニカ調の前奏にのせ「LONG RIVER」がスタート。曲の中盤ではダブのアレンジが加わり、松井の激しいパーカッションが響き渡るなど、ライブでしか味わえないスペシャルなアレンジを体感することとなった。
ライブが終盤にさしかかろうとしたころ、ステージ後方に瞬く星のようなライティングのなか、鍵盤の音色とともに「天体のワルツ」がスタートするという感動的な演出がなされ、観客は釘付けに。そして、ノリのいい「sence of love」や往年の人気ナンバー「光のブルース」などで再び熱気に包まれた会場。
ドラムのリズムだけが響き始めると、「オーイェ!」という掛け声の練習がスタート。パーカッションの松井がお手本を披露すると蔡が、「気持ち悪いわ、お前」というツッコミが入り会場は大爆笑。そして掛け声もバッチリ決まり会場の一体感が高まった「ICON」、そして「GOLD」と続き、メンバーは一度ステージを去った。
アンコールの声に応えて再び登場すると、しっとりとしたミディアムナンバーの「夏至にトカゲは」から、久しぶりに披露するという「今夜はGroove me」そして、「Mighty Shine, Mighty Rhythm」と踊れるナンバーを続けライブは熱狂のうちに終演。
出演者がステージから去った後、1人残った蔡は「本当に今日は来てくれてありがとうございました。今回のツアーは本当にいいツアーで、毎日毎日みなさんに勇気をもらってます。4月に出したアルバムもあまり消化されないように、頑張っていくので、付いてきてください」と丁寧に語った。
今回の全国を回ったライブツアーで観客からのありあまる愛情を受け取った彼ら。夏に行われる大型フェスや、8/22(土)に行われる日比谷野外音楽堂でのワンマンライブなどの野外ライブでは、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか今から楽しみである。
撮影=ATC井上